和歌山県日高郡美浜町吉原にある「松見寺」
松見寺は吉原坊舎の跡地になり、湯河氏との関係の深い場所です
中世、湯川氏が紀州の政治史に大きな位置を占めていました。室町幕府の奉公衆として活躍、丸山の地に亀山城、小松原に館を構え、戦国時代には、有田から牟婁地方まで勢力を拡大します。11代湯川直光は、摂津の戦で苦戦していたときに本願寺に助けられたことから入道し、息子の信春を仏門に帰依させ、日高別院の前身となる吉原坊舎を建立します。しかし、天正13年(1585)、羽柴秀吉の紀州攻めで戦火にかかり、湯川氏は滅亡してしまいます。
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